Pythonはなくなるかもしれない
タイに行くことが決まりました.
進路説明会のため佐世保にちょっとだけ行ってきました.
Google Mapsが経路を間違えたり時刻表を間違えたりしたために,雨の中をさんざん歩くことになりました.昔のApple Mapsのように目的地を間違えないよりはずっと良いのですが,もう少しこう,手加減してもらえないかと……
昨日,AIアシスタントがPythonコードをすらすらと書いたという話をしました.プログラマである僕は1行目にコメントを書いただけで,あとはすべてお任せでした.ということは,この主題に限って言えば
(日本語)→(Python)→(計算機による実行結果)というフローが出来ていたことになります.
こうなると,これって途中がPythonである必要があるんだっけとか,そもそも途中がいるんだっけという話になるでしょう.もちろん自然言語では微妙に伝わらない部分もあるでしょうし,生成AIがいつも意図通りに振る舞うコードを書いてくれるわけでもないでしょうから,途中に人工言語を挟む必要は当座残るかもしれません.
その途中に挟む人工言語ですが,Pythonである必要,あるいはプログラミング言語である必要はないかもしれません.僕たちはすでに「数学」という人工言語を持っているのですから.たとえば英文テキストファイルから単語を出現頻度順に出力する「一行野郎」を数式で書くとこうなるでしょう.
人によっては,こちらのほうが連想配列を使ったPythonコードよりも読みやすいでしょう.
今日午前中は「大学数学入門」という講義でした.講義では数列,級数,関数の極限について解説しました.途中「アキレスと亀」を含む「ゼノンのパラドックス」の話を入れたのですが,高校の数学IIIの内容なので,学生の大半はすでに知っている内容でした.
学生が退屈しないように,フィボナッチ数列の隣接する2項の比の極限とか,みんながきっと知っている2次方程式の解の公式が実際には役に立たない話とか,そんなトークを混ぜてみました.伝わったかなあ.
あと,1年生向けに「白い涙」伝説を話しました.自慢できる話ではないのですが,このエピソードはめっちゃ受ける……
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