福岡へ
プロ野球を見ていて反省したこと.
昨日は微熱で丸一日何も出来ませんでした.幸い今朝は熱が引いたので,今日からの出張の準備をしました.ただどう考えても準備時間が足りない……ということで,最後の手段に手を出しました.
はい……
そのとおりです……
朝からハイボール♪
小人さんが仕事を手伝ってくれました.
なんと,出張準備はもちろん,いつの間にか出張中の録画講義まで出来ていました.ちゃんと内容を確認したうえでアップロードしていますよ.
というわけで,長崎駅から博多へ向かいます.
さて,今日はなぜ研究者,教育者が自分を追い込むのかということについて,思うところを書いてみたいと思います.というのも,最近「詰むや、詰まざるや 森・西武 vs 野村・ヤクルトの2年間」を読み直したのですよね.正確に言うと2023年発刊の「完全版」のほうを書い直したうえで読んだのです.
本書はプロ野球(NPB)の頂点に立った監督,コーチ,選手,裏方たちの話で,ほんとうにおもしろいので是非ご一読いただきたいものなのですが,ふとこんな疑問も感じたんです.どうしてプロ野球選手はそこまで自分を追い込むのだろうか.そりゃあもちろん,最高峰の舞台なんですから,極限まで自分の能力を引き出す必要はあるでしょう.
でも,でもですよ.「プロ」野球ですよ.試合はエンターテイメントなんですよ.極論すれば,お芝居だっていいんですよ.それでも選手たちは必死で汗をかいて練習して,監督,コーチたちは胃潰瘍になるまで知恵を絞ります.なんで,なんでと思うのですが,それはやっぱり野球ファンの眼力だと思うのです.だって投手戦なんて,素人から見たらただの「時間つぶし」じゃないですか.きっと力のある野球ファンたちが,プロ野球という真剣勝負を育てているし,また野球ファンを再生している.選手,監督,コーチ,裏方たちそして審判さんたちはファンがいるからこそ,ここまで自分たちを追い込めるのでしょう.もちろん,全員が「野球の神様」を信じているということもあるかもしれません.
一方で,学術「業界」を見てみると,いかんなあと思うわけですよ.
野球の世界も学術の世界も,プレイヤーはある程度狭き門をくぐらないといけないわけです.狭き門をくぐる以上,あるいはくぐった以上,自分を追い込む必要はあるわけですよ.で,皆さんおそらくそれはしていると思うのです.
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