修士論文発表を終えた学生たちの最終報告書を書きました.最後に教員3名ぶんの印鑑が必要で,朝から「スタンプラリー」をしました.いまどきスタンプラリーをする機会も減っているので,懐かしかったです.
現在の中国はわかりませんが,歴史上の中国を見るとやはり「印」の文化ですよね.これはいちど講義で取り上げたことのある話題なのです.そのときはエヴァの「使徒封印用呪詛文様」をつかみに,文様が様々な文明で呪術に使われてきたことを証拠をあげながら解説しました.ある特定の文様を持つものは,それだけ神聖性を持つのだという一種のファンタジーですね.
印鑑を使うということは,そういった古来のファンタジーを受け継いでいることだと思って,スタンプラリーの非合理性に納得することにしています.
さて,今日は大学入試の試験問題の仕分けをしていました.
すでに公開されているのですが,僕の担当する長崎大学情報データ科学部の後期試験は入試科目が「小論文」と「ペーパーインタビュー」となっています.ペーパーインタビューというのは面接の代わりに実施される作文で,つまりは作文がふたつあることになります.
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