きみが誰に投票したかは誰にもわからない.きみが投票したかどうかも秘密にされる.だけれども,10代,20代の投票率は公開される.選挙区ごとの投票率も公開される.もしきみが政治家だったら,真っ先に考えるのはコスパだろう.投票率の高い年代,投票率の高い選挙区に受ける政策を選ぶのは当然のことだ.だからきみたちは投票率を上げろ.きみたちはあと何年生きる? 60年は見込めるだろう.一方ぼくたちは30年も生きられれば御の字だ.本当は,きみたちがひとり2票持っていてもいいぐらいだ.しかし,日本ではひとり1票だ.その上,高齢者は多く投票率も高い.きみたちは最初から不利だ.もしきみたちが投票に行かなかったら,好き勝手される.いいか,投票へ行け.ハガキが無くても投票へ行け.誰の名前を書いたら良いかわからなかったら推しのアイドルの名前でもいい.とにかく投票率を上げろ.これはきみたちの義務だ.
……と,講義の冒頭で暑苦しく語りました.みんな投票へ行こうね.
今日は1年生(1回生)向けの演習「初年次セミナー」の成果発表会で,いろんなチームのポスター発表を聞いて回りました.発表テーマは「長崎の地域課題とその解決策」で,離島を取り上げているチームも多くありました.なかには島の写真を取り違えているチームがあり,僕が「これは◯◯島とちゃうで」と言うと目を白黒させる学生もいました.
今日はSTEAM NEWSの配信準備もしました.もともと「毒」について書くつもりだったのですが,毒……毒ガス……ホロコースト……ダークツーリズムという連想で,ダークツーリズムについて書くことにしました.長崎大学コンソーシアムのオンライン講義「長崎学」の資料を準備していたので,それを使いまわしましたのですよね.ちょっと教科書的になってしまったのですが,そのままにしておきました.
「長崎学」の準備にはGoogleのNotebookLMを活用しています.ウェブサイトや論文をNotebookLMにぶち込んでおくと,疑問点についてNotebookLMが回答してくれるのでとても便利です.
研究は「正しい疑問(research question)」が9割ですから,疑問に集中できるのはとてもありがたいものですね.
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